持っている暗号資産を、そろそろお金として使いたい。そう思ったとき、方法はひとつではありません。
この記事では、現金にする方法と、現金にせずそのまま使う方法を並べて比べます。

結論:まとまった額は取引所で売る。日常の支払いはカードも選択肢
確実に円を手にしたいなら、国内の取引所で売って出金するのが基本です。円建てのステーブルコインは、発行元で払い戻せます。
少しずつ日常の支払いに使いたい場合は、暗号資産で支払えるカードという方法もあります。どの方法でも、利益が出ていれば税金の計算が必要です。
3つの方法の比較
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| 比較すること | 取引所で売って出金 | ステーブルコインを払い戻す | カードで支払いに使う |
|---|---|---|---|
| 手にするもの | 日本円(銀行口座) | 日本円(銀行口座) | 商品やサービス |
| 主な費用 | 売買の手数料や価格差、出金手数料 | 振込手数料、ガス代 | 年会費、換算時の費用 |
| 還元 | なし | なし | カードによりあり |
| 税金の計算 | 売ったときに必要 | 差額があれば必要 | 支払いのたびに必要 |
| 向いている場面 | まとまった額を円にする | 円建てステーブルコインを円に戻す | 日常の支払いに少しずつ使う |
方法1:国内の取引所で売って出金する
暗号資産を買った国内の取引所で売り、日本円を銀行口座に出金します。最も基本的な方法です。
費用は取引所によって異なります。売買の手数料、売値と買値の差、出金手数料を確認してください。
ウォレットや海外のサービスに置いている暗号資産は、いったん国内の取引所に送ってから売ることになります。送るときは、ネットワークと宛先を必ず確認します。
方法2:ステーブルコインを発行元で払い戻す
円建てのステーブルコインであるJPYCは、公式サービスのJPYC EXで日本円に払い戻せます。公式情報では、償還の手数料は無料で、3,000円から利用できます。振込手数料とガス代は利用者の負担です。
出典・確認日
出典:JPYC EX よくある質問 確認日:2026-10-12
方法3:現金にせず、カードで支払いに使う
暗号資産やステーブルコインをカードに入金し、Visaの加盟店で支払う方法です。銀行口座を経由せずに、買い物に使えます。
支払額に応じた還元が付くカードもあります。一方で年会費がかかり、支払いのたびに税金の計算が必要です。カードの種類と違いは、クリプトカードの種類と選び方で説明しています。
どの方法でも、税金は変わらない
国税庁のFAQによると、暗号資産を売った場合も、買い物に使った場合も、所得の計算は同じ考え方です。手放したときの価値から、取得価額を引いた差額が所得になります。
現金にしなければ税金がかからない、ということはありません。計算の例は、仮想通貨を現金化したときの税金で確認できます。
出典・確認日
出典:国税庁:暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ) 1-1、1-2 確認日:2026-10-12
現金化の前に確認すること
- 利益を見積もる 取得価額を確認し、売った場合の所得を試算します。
- 費用を比べる 手数料や価格差を、使う予定の方法で確認します。
- 少額で試す 初めての送金や出金は、少額で流れを確かめます。
注意したい勧誘
「手数料なしで現金化します」と個人やSNSで持ちかけられる取引には、詐欺や犯罪に巻き込まれる危険があります。登録された事業者の公式サービスを使ってください。
現金にする前に、使うという選択肢も。
カードで支払う場合の還元の条件、費用、申し込みの流れを確認できます。
よくある質問
一番手数料が安い方法はどれですか?
持っている資産の種類、金額、置いている場所によって変わります。取引所の手数料と価格差を、売る前に確認するのが確実です。
海外の取引所から直接、日本の銀行に出金できますか?
対応は取引所によって異なります。一般的には、国内の取引所に送ってから売って出金します。
参考資料
- JPYC EX(確認日:2026-10-12)
- 国税庁:暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)(確認日:2026-10-12)
税金についての注意
暗号資産を売却したり決済に使ったりすると、利益が課税対象になる場合があります。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の税務判断を示すものではありません。申告の要否や計算方法は、国税庁の公表資料または税理士にご確認ください。
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